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生命保険は一括払いできる?メリット・デメリットも紹介

2024.12.27

生命保険の保険料を払い込む方法は、複数の種類からご自身に合ったものを選べます。
しかし、払込方法の種類を詳しく知らない方のなかには「一括払いしたいけれど、可能かどうかわからない」とお悩みの方も、いらっしゃるかもしれません。
本記事では、この疑問にお答えします。

また、保険料の払込方法の種類やご自身に合った払込方法の選び方も解説しますので、保険料の払込方法をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

生命保険の払込方法で一括払いは選択できる?

生命保険の保険料は、一括払いできます

生命保険における一括払いは、保険料の扱い方によって大きく2種類に分けられます。
実際に支払う際は、どちらかを選択しなければなりません。

一括払いの種類を決めるときは、それぞれの詳細を知っておくと、よりご自身に合ったものを選べます。
次項では、一括払いの種類について詳しくご説明します。

生命保険における一括払いの種類とメリット・デメリット

生命保険における一括払いは、保険料を“支払う”か“預ける”かで、2種類に大別されます。
いずれの方法も、支払うべき保険料は一度に全額用意する必要があります。

以下で、それぞれの違いを、メリットとデメリットとともに見ていきましょう。

一時払い

一時払いでは、保険期間中にかかる保険料の全額を、保険会社に一度に支払います。
保険料を一時払いするときに生じるメリットとデメリットは、以下の表をご覧ください。

一時払いのメリット・デメリット

メリット デメリット
  • ほかの払込方法よりも、保険料が安くなりやすい
  • ほかの払込方法よりも、解約返戻率が高くなりやすい
  • 相続する資産を少なくし、相続税を抑えられる
  • 保険期間中に解約した、あるいは被保険者が死亡した場合、すでに支払った保険料は返金されない
  • 生命保険料控除は、支払った最初の年しか受けられない

保険期間中に解約した場合の返金額や生命保険料控除といった面では、デメリットが目立ちます。
しかし保険料をなるべく安くしたい方にとっては、もっとも保険料を抑えられる可能性が高いため、大きなメリットが得られます。

また、一時払いは、相続税の節税対策を考えている方にも向いている方法です。
相続税額は相続する資産が多いほど高くなるため、生命保険料を一時払いして資産を減らせれば、そのぶん相続税を抑える効果が期待できます。

全期前納払い

全期前納払いは、保険期間中にかかる保険料をすべて、いったん保険会社に預ける方法です。
保険料を支払う期日を迎えたときは、預けた保険料から保険会社が充当してくれます。
支払い期日は月単位や年単位などから、契約者本人が自由に設定可能です。

ただし、全期前納払いで預けた保険料は、普通預金のように自由に出し入れすることはできません。
保険料を引き出したい場合は解約するしかないことは、心得ておく必要があります。
この点も含め、全期前納払いを選択した際に生じるメリットとデメリットを以下の表にまとめました。

全期前納払いのメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 保険期間中に解約した、あるいは被保険者が死亡した場合、預けた保険料のうち充当していないぶんが戻ってくる
  • 生命保険料控除が、毎年受けられる
  • 一時払いよりも、保険料の割引率が低い
  • 普通預金とは異なり、保険に入りながら任意のタイミングで保険料を引き出すことはできない

全額前納払いでは、一時払いよりも保険料は高くなる傾向があります。
とはいえ、生命保険料控除が毎年受けられることは、一時払いと明確に異なるメリットです。
所得のある方は、生命保険料控除も考慮したうえで、払込方法を検討するとよいでしょう。

一括払い以外の生命保険の払込方法

生命保険の保険料を支払うときは、一括払いのほかにも複数の方法があります。

基本的に、一括払い以外の払込方法では、決められた期日に都度ご自身で保険料を支払います。
全期前納払いのように、保険会社が保険料を預かることはありません。
以下で、詳しく紹介します。

月払い

月払いとは、1年で支払うべき保険料を年12回に分割して、毎月支払う方法のことです。
基本的には、口座振込や口座振替、あるいはクレジットカードで支払うかたちで、保険料を支払います。

半年払い

1年で支払うべき保険料を、年2回に分割して支払うのであれば、半年払いとして扱われます

一度に支払う保険料は、当然のことながら、月払いよりも高くなります。
しかし、半年払いの1回ぶんの金額は、月払いの6回ぶんの金額より安くなるケースが一般的です。

年払い

年払いでは、1年で支払うべき保険料を1回でまとめて支払います

年払いを選択した場合、1年で支払う保険料の総額は、月払いや半年払いより安くなる傾向があります。
これは、保険会社側の事務手続きの回数が減り、コストが削減できることが理由です。
保険会社や保険の種類によっても違いはありますが、月払いと比較すると、おおよそ2~3%の保険料を抑えられます。

生命保険の払込方法の選び方

ここまでで、生命保険の保険料を払い込むときの、複数の方法を紹介しました。
数ある払込方法のなかからご自身に合ったものを選ぶには、どのようなポイントに注目して探すべきか、知っておくことが大切です。

以下では、払込方法の選び方を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

今後の収入とライフイベントを考える

保険料の払込方法を選ぶときは、今後の収入と予想されるライフイベントを考えると、無理なく保険料を支払うプランを立てられます。

現在の収入に余裕がある場合は、一括払いで保険料の支払いを早く終えたほうが、将来ゆとりのある生活が送れるでしょう。
ライフスタイルが大きく変化するかもしれない方は、少額ずつ保険料を払う、あるいは全期前納払いにするほうが、保険を変更しなければならなくなったときも心配ありません。

ご自身に合ったペースで保険料を支払うには、このように今後の収入状況とライフイベントを事前に考えたうえで、払込方法を選ぶことが大切です。

ご自身の目的を考える

最適な払込方法を選ぶには、ご自身が保険に加入する目的を考える必要があります。
たとえば「今は保険料よりも、生活費や子どもの養育費にお金を充てたい」とお考えであれば、一括払いは避けたほうが無難です。

また、保険料を分割で払うときに少しでも安くしたい場合は、すでにお伝えしたように半年払いや年払いを選択するのが賢明です。
このように目的に基づいて払込方法を選択すれば、失敗する可能性は低くなるでしょう。

生命保険は2種類の方法で一括払いできる

今回は、生命保険における一括払いの種類と、そのメリット・デメリットを解説しました。

生命保険の保険料を一括払いする際は、一時払いか全期前納払いのどちらかから選べます。
それぞれメリットやデメリットが異なるため、保険料の一括払いを希望するのであれば、ご自身に合ったものを見極めることが大切です。
今後の収入やライフイベント、ご自身の目的なども考慮したうえで、最適な払込方法を選択しましょう。

来店型保険ショップのほけんスマイルは、保険料の払込方法についても、お客さま一人ひとりに寄り添って丁寧にアドバイスいたします。
「一括払いが自分に適しているかわからない」とお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。

この記事を書いた人

ほけんスマイルWeb編集部

ほけんスマイルWeb編集部

この編集部は社内の有志スタッフによって結成されています。わかりづらい保険の知識や仕組みを、なるべくわかりやすく発信することを心がけております。応援よろしくお願いします!

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