医療保険は何歳から入るべき?若いうちに加入するメリットもチェック
2025.04.30
医療保険は、万が一の病気やケガの備えになるものです。
ただ、保険料がかかることもあり、特に若いうちは加入を迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで「何歳くらいから医療保険に加入するべきなのか知りたい」という方のため、加入できる年齢やおすすめの年齢を解説します。
この記事を読むことで若いうちに加入しておくメリットや、ライフスタイル別に適した保険がわかるようになるので、ぜひご覧ください。
目次
医療保険の重要性
医療保険に加入していない方の中には、その必要性を実感していない方もいるかもしれません。
医療保険は、病気やケガによって入院または手術したときだけではなく、特定の疾病と診断されたとき、先進医療を受けたときなどに保険金が支払われるものです。
これにより、治療費の自己負担を軽減できます。
ただ、日本では国民皆保険制度といって、すべての人が何らかの公的医療保険制度に加入する仕組みを導入しています。
公的医療保険の適用対象である病気・ケガであれば、その療養のためにかかった医療費は公費で賄われ、窓口で支払う自己負担額は1~3割です。
ただし、公的医療保険が適用されない病気やケガもあります。
公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、入院時の一日あたりの自己負担費用の分布では10,000円~15,000円未満が多く、自己負担費用の平均は198,000円でした。(※)
自己負担が難しい方も多いでしょう。
病気によっては高額な医療費がかかるうえ、働けなくなる可能性もあります。
このような状況では、医療保険が生活の支えになります。
そのため、医療保険の重要性は高いといえます。
(※)
参考:公益財団法人 生命保険文化センター:リスクに備えるための生活設計
医療保険には何歳から加入できるのか
全国民が加入している公的医療保険とは異なり、医療保険は民間会社が提供する保険です。
加入可能な年齢は、保険会社によって異なります。
0歳から加入できる医療保険もあるため、若年層でも加入できる商品は存在します。
ただ、6歳や18歳以上でなければ加入できない商品もあるので、よく確認しておきましょう。
なお、死亡に関する保障である生命保険に関しては、基本的に18歳以上が対象となっています。
幼少期から病気やケガのリスクに備えるため、子どもを医療保険に加入させている家庭も多く見られます。
医療保険は何歳から加入したほうがよい?
0歳から加入できる保険商品もありますが、実際には何歳から加入を検討すべきでしょうか。
これは、個人の考え方によるため、一概にはいえません。
参考までに、公益財団法人 生命保険文化センターが行った調査を紹介します。
世帯主の年齢別データでは、29歳以下から75~79歳までの加入率が9割を超えています。
同調査では、医療保険・医療特約の世帯加入率は95.1%ということもあり、多くの方が医療保険に加入していることがわかります(※1)
個人については、以下の通りとなっています。(※2)
年齢 | 男性 | 女性 |
全体 | 60.2% | 70.1% |
20代 | 28.5% | 43.8% |
30代 | 64.4% | 70.2% |
40代 | 66.9% | 74.9% |
50代 | 70.9% | 78.3% |
60代 | 67.8% | 74.9% |
70代 | 55.5% | 66.5% |
男女ともに30代以降で加入率が急上昇しています。
30代になると20代から始めた仕事が落ち着き、収入が安定する方も多いのではないでしょうか。
早めに備えたい方や経済的に余裕がある方は20代のうちに、それ以外の方も30代までに加入を検討するとよいでしょう。
(※1)
参考:(PDF)公益財団法人 生命保険文化センター:2024(令和6)年度生命保険に関する全国実態調査[PDF]
(※2)
参考:(PDF)公益財団法人 生命保険文化センター:2022(令和4)年度生活保障に関する調査[PDF]
若いうちから医療保険に加入するメリット
保険選びを面倒に感じたり、保険料負担を気にしたりすると、加入を先延ばしにしがちです。
ですが、若いうちから医療保険に加入することで、以下のようなメリットがあります。
メリット①保険料が割安になる
特に大きなメリットとして考えたいのが、保険料に関することです。
保険料は年齢によって算出されることになり、若い人ほど安く設定されています。
年齢を重ねるほど病気やケガのリスクが高まり保険を利用する機会が増える一方、若い人は利用機会が少ないためです。
若い人はあまり保険は使用しないのに保険料を支払うだけといった状態になる不公平を解消する目的で、年齢によって異なる保険料が設定されています。
保険商品によって保険料は異なりますが、費用面で加入を迷っている方は、自分の保険料がどの程度になるか確認してみるとよいでしょう。
思っていたほど高額ではなく、前向きに加入を検討できる可能性も高いです。
メリット②選択肢が増える
若いうちに医療保険への加入を検討できると、年を取ってから検討するのと比較して選択肢が増えます。
医療保険の多くは、加入時に健康状態や病歴の申告が必要です。
年を取るにつれて病気のリスクが高まるため、何か病気になってからでは加入できない医療保険も出てきます。
結果として選択肢が少なくなってしまうため、できるだけ多くの保険商品の中から自分に合ったものを選びたいのであれば、若いうちから医療保険に加入することを検討してみるとよいでしょう。
多くの方が医療保険の必要性を実感するのは、実際に病気やケガで入院や手術をするときです。
ですが、いざ病気になり、保険を使いたい場面になってからでは加入できません。
そのため、どうしても前もって検討しておく必要があります。
選択肢が豊富なうちに自身に合ったものを探してみてください。
メリット③資産形成に役立つ
医療保険には掛け捨て型と貯蓄型の2種類があり、このうち一部の貯蓄型の中には資産形成の目的でも活用できるものがあります。
貯蓄型医療保険の中には、一定の年齢に達したり中途解約したりすると、お祝い金や還付金、解約払戻金を受け取れるものがあります。
受け取れる金額は、保険商品や契約内容によって異なるため、事前に確認が必要です。
まとまった金額が給付されることになるので、老後の資産形成のために貯蓄型を選んでいる方もいるようです。
将来に備えて貯金をしなければならないことはわかっているものの、なかなかうまくいかない方もいるのではないでしょうか。
しかし、貯蓄型の医療保険なら、病気やケガに備えつつ資産形成も可能です。
ただし、契約してすぐに解約した場合は元本割れとなるので注意しましょう。
掛け捨て型は貯蓄型と比較して保険料が安いものの、解約払戻金やお祝い金はありません。
どちらが自分に適しているかを検討しましょう。
メリット④早くから病気やケガに備えられる
病気やケガのリスクは年を取るほど高まっていきますが、若ければ安心とはいえません。
そのため、いつなにがあっても対応できるように、早くから病気やケガに備えたい方にも医療保険がぴったりです。
後悔しないためにも、必要だと感じたタイミングで加入を検討しましょう。
持病や既往歴があっても加入できる保険はある?
持病や既往歴があるため、保険に加入できないと考えている方もいるかもしれません。
ですが、保険商品の中には持病や既往歴がある方でも指定の条件を満たすことで加入可能です。
たとえば、加入条件が緩和されたものや、持病や既往歴の申告不要で誰でも加入できるものがあります。
ただし、緩和型の商品は一般的な保険商品と比較して高額で、無選択型の商品はそれよりもさらに高額です。
まずは通常の商品を検討し、加入が難しい場合は緩和型や無選択型を検討するとよいでしょう。
【ライフスタイル別】入ったほうがよい医療保険
医療保険には多くの種類があり、選択する商品によって特徴が大きく異なります。
大切なのは、自分に合ったものを選ぶことです。
そこで、ライフスタイル別に入ったほうがよい医療保険の特徴について紹介していきます。
独身の場合
独身の場合、家計を支える家族がいないため、病気やケガで働けなくなった際は自分で対応する必要があります。
十分な貯蓄がある方であればそこからまかなえることもありますが、そうでない場合は、保障の充実した医療保険を選びましょう。
また、独身の場合は老後の備えも必要です。
十分な老後資金を用意できない可能性がある場合は、医療保険に加入する際に貯蓄性の高いものを選択するのがおすすめです。
それから、独身の場合は、長期療養が必要になった場合、その間とその後の生活費についても考えておく必要があります。
特に自営業を営んでいる方の場合は、会社員や公務員とは異なり、長期間働けなくなった際に利用可能な傷病手当金は受け取れません。
医療保険だけでは不安が残る場合、就業不能保険への加入も検討してみるとよいでしょう。
一方、お金を残すべき家族がいない場合、生命保険はそれほど優先度が高くありません。
既婚で子どもがいない場合
既婚で子どもがいない方の場合は、教育費がかかりません。
そのため、万が一の事態を考え、自分や配偶者に必要な保障を検討しましょう。
ただし、将来的に子どもを持つ予定がある場合は、異なる視点で保険を選ぶ必要があります。
こういったケースに該当する場合は、将来的に発生する可能性のある妊娠・出産トラブルに備えられる保険商品を選ぶとよいでしょう。
妊娠後は医療保険に加入しにくくなり、妊娠・出産に関する保障が受けられない場合もあります。
そのため、妊娠を検討しているのであれば、その段階で妊娠・出産トラブルに充実した医療保険への加入を検討しておきましょう。
また、年齢とともに病気のリスクが高まるため、がんに備える特約を付けるか、がん保険を追加するのもよいでしょう。
一家の大黒柱の立場にある方は、医療保険以外に死亡保険に加入することも検討しておいた方がよいでしょう。
自分に何かあった際、配偶者が困らなくて済むように供えられます。
ただし、一方が亡くなっても生活に支障がない程度の貯蓄があれば、必ずしも必要ではありません。
既婚で子どもがいる場合
既婚で子どもがいる場合、大黒柱にあたる方は、自分が病気やケガで働けなくなっても家族が困らないように医療保険で備えておくことが重要です。
また、子どもの医療保険についても考えておきましょう。
特に小さな子どもが入院する場合、親が付き添う必要があり、その間は仕事を休まなければならないこともあります。
入院費や治療費がかかるうえ、収入が減ると生活への負担が大きくなります。
こういった場合に対応できるように子どもを医療保険に加入させておくのも一つの方法です。
ただし、お住まいの自治体の医療費助成が充実している場合は、そちらで対応できることもあるので、調べてみてはいかがでしょうか。
子どもは大人と比較して病気のリスクは低く、高額な医療費が必要になる可能性は高くないといえます。
そのため、子どもに対して高額な医療費が設定されている医療保険を選ぶよりも、大人が加入する医療保険の内容を充実させた方がよいでしょう。
早めの加入で万が一に備える
いかがだったでしょうか。
医療保険は何歳から入るべきなのかについて解説しました。
若いうちに加入するメリットについてもご理解いただけたかと思います。
万が一の事態に備え、早めの検討をおすすめします。
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