独身で生命保険に加入すべき?3つのメリットとおすすめの種類
2025.04.30

生命保険といえば、病気やケガ、死亡などの際に自分だけでなく家族も守るための保険です。
ただ、独身の人の中には「自分も加入しておくべきかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、独身の人が生命保険に加入するメリットについて紹介していきます。
この記事を読むことで具体的なメリットや加入した方がよいケース、どのような種類の生命保険を検討すればよいのかがわかります。
目次
独身でも生命保険は加入するべき?
独身だから生命保険に加入しなくてもよいと考えている方の多くは、死亡保険をイメージしていることが多いのではないでしょうか。
お金を残すべき家族がいない場合には、確かに死亡保険は必要ないこともあります。
しかし、基本的には加入を検討することをおすすめします。
たとえば、自身が亡くなったあと、誰かにお葬式を出してもらうことになる場合は、そのための費用が必要です。
誰かに負担をかけることになるため、できるだけ自分で備えておくことが望ましいでしょう。
また、遺品整理にお金がかかることもあります。
それに、生命保険で保障されるのは、亡くなったときのみではありません。
病気やケガなどで入院することになれば、医療費がかかります。
こういった場合も生命保険に加入しておけば自己負担を抑えることが可能です。
生命保険に独身の人が加入するメリット
生命保険に独身の人が加入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、特に大きなメリットを3つ紹介していきます。
メリット①病気やケガのときの経済的負担を軽くできる
独身の人がしっかり備えておきたいのが、病気やケガによる経済的負担です。
家族がいれば生活を支えてもらえますが、独身の場合は自分で万が一に備える必要があります。
短期間の入院や通院で済む場合、貯金で対応できることが多いでしょう。
一方、大きな病気にかかってしまったような場合はなかなか自己資金だけではまかなえません。
将来的にどのような病気にかかるかはわからないので、万が一に備えるためにも生命保険に加入しておくことは非常に重要といえます。
また、長期入院や療養が必要になった場合には、治療にかかる費用だけではなく、働けない期間の収入が途絶えてしまうことも多いでしょう。
仕事に復帰できればまだいいのですが、状態によってはその後の復帰が難しくなることも考えられます。
このような場合でも、生命保険に加入しておくことで生活費の保障を受けられます。
メリット②老後に備えられる
生命保険に加入しておくことは、老後に備えることにもつながります。
一生涯の死亡保障が得られる終身保険の場合、一定期間経過してから解約すると、解約返戻金を受け取れます。
老後の保障が不要な年齢になり、まとまったお金が必要になった場合は、保険を解約して解約返戻金を受け取ることができます。
老後に向けた資産形成として生命保険への加入を検討してみるのもよいでしょう。
メリット③所得税と住民税の控除が受けられる
税金面での控除が受けられるのも大きなメリットの一つです。
生命保険に加入している方は、生命保険料控除を受けることができます。
生命保険料控除とは、1年間で支払った生命保険料に応じて、一定の金額が所得から差し引かれる制度のことです。
所得税や住民税は所得に応じて高くなることから、税率をかける前の所得が控除によって低くなることにより、所得税、住民税両方の負担を軽減できます。
独身でも生命保険に加入したほうがよいケース
それでもまだ生命保険への加入を迷っている独身の人もいるはずです。
以下の4つに該当する場合は、生命保険に加入しておくことをおすすめします。
ケース①経済的リスクに対応できる貯蓄がない
基本的に何かあった際、自己資金だけでまかなえるのであれば、生命保険への加入は必要ありません。
しかし、想定されるすべての経済的リスクを全額カバーできる自己資金を持つ人は少ないでしょう。
経済的リスクとしては、以下のようなものが挙げられます。
【主な経済的リスク】
- 病気やケガが発生した際の治療費や治療後の生活費に関するリスク
- 老後の生活にかかる資金のリスク
- 将来的に介護が必要になった場合のリスク
独身である場合は、子どものための教育資金リスクは考えずに済みます。
ですが、上記のようなリスクはあるため、単純に「独身だから生命保険は必要ない」とはいいきれません。
ケース②老後資金に余裕がない
老後資金をしっかりと備えられていない方も、生命保険の加入を検討しておくとよいでしょう。
歳をとればとるほど病気やケガのリスクは高まります。
若いころに十分な老後資金を準備しても、足りなくなることは珍しくありません。
どのような生活をするかによっても必要な老後資金は変わります。
ですが、一般的には最低でも1,000万円以上が必要だといわれています。
生命保険に加入しておけば、老後資金は必要ないわけではありません。
ただ、老後資金を用意しておいても、大きな病気やケガによって予定外の費用がかかってしまったときのことを考えると、生命保険に加入しておくことで、安心感を得られるでしょう。
ケース③個人事業主である
一般的に個人事業主やフリーランスは、公的保障が薄いといえます。
そのため、個人事業主やフリーランスの方は、生命保険への加入を検討するとよいでしょう。
たとえば、個人事業主は公的医療保険として国民健康保険に加入しますが、国民健康保険には、療養のために仕事を休んだ際の生活保障として支給される傷病手当金がありません。
公的保障だけでもある程度病気・ケガをした際にかかる費用をまかなうことは可能ですが、それだけでは生活が圧迫されてしまうこともあるでしょう。
また、会社勤めの方の場合は国民年金保険のほかに厚生年金保険の対象となりますが、個人事業主の場合は原則として国民年金保険のみに加入する形となります。
何かあったときのための備えを自分でしっかりと行っておかなければなりません。
その一つとして生命保険への加入を検討してみるのもおすすめです。
ケース④独身だが面倒を見ている家族がいる
独身ではあるものの、面倒を見ている家族がいる方の場合、相続税対策にもなります。
たとえば、離婚歴があり、前妻との間に子どもがいるケースです。
また、結婚はしていなかったとしても、女性との間に子どもが生まれたその子どもを認知している場合は、その子どもが法定相続人となります。
保険金には「500万円×法定相続人の数」の非課税枠があり、この非課税枠を活用することで、相続税をゼロにしたり減額したりできます。
独身でも入っておいたほうがよい生命保険
生命保険といってもさまざまな種類があります。
ここでは、独身でも入っておいた方がよい生命保険の種類を紹介していきます。
医療保険
特に検討すべきなのが医療保険です。
病気やケガなどで入院した際には入院給付金が受け取れるほか、手術を受けた場合は手術給付金支給の対象となります。
日本では病気やケガに備えて公的医療保険への加入が義務づけられており、現役世代が支払う医療費の自己負担割合は3割です。
また、公的医療保険には高額療養費制度があり、高額な医療費がかかった場合は医療費を抑えることが可能ですが、それでも自己資金がないとお金の心配につながります。
「治療を受けたいけれど、お金がないから病院に行けない」といった悲しいことが起こらないように、医療保険への加入は優先的に考えるとよいでしょう。
がん保険
日本人の死因で最も多いのが悪性新生物(がん)です。
厚生労働省の発表によると、がんによる死亡は死亡総数のうち24.3%を占めています。(※)
このことを考えると、将来的な病気リスクに備えたいと考えているのであれば、がん保険から検討していくとよいでしょう。
がんになると長期にわたって治療しなければならないことから、どうしても医療費が高くついてしまいます。
また、注意しなければならないのが、治療の中には、公的医療保険の適用範囲外となる先進医療もあるということです。
高い効果が期待できる先進医療があっても、治療費を支払えなければ選択できません。
お金があれば治療を受けられたと後悔しないためにも、がん保険への加入を検討することをおすすめします。
実際にがんになってしまってからでは保険料が安い一般的ながん保険には加入できない可能性が高いため、注意が必要です。
(※)
参考:(PDF)厚生労働省:令和5年(2023)人口動態統計(確定数)の概況[PDF]
就業不能保険
将来、ケガや病気などによって仕事ができなくなったときに備えたいと考えているのであれば、就業不能保険という選択肢もあります。
国民健康保険では該当するものがない傷病手当金と同様の備えができる保険です。
傷病手当金を受け取れる立場にある方も、傷病手当金だけでは療養生活に不安を感じているようなケースで検討してみるのもよいでしょう。
就業不能保険に加入しておけば、病気やケガが完治していなくても生活を維持しやすくなります。
医療費が高額になると、就業不能保険だけではまかなえないことがあるため、医療保険と併用するのが一般的です。
所得補償保険
所得補償保険とは、病気やケガなどでこれまでと同じように働けなくなった場合、毎月一定額の保険金が支給される損害保険です。
就業不能保険と似ていますが、就業不能保険の場合は保険金の払込期間が「55歳や65歳」のような所定の年齢までが対象となるのに対し、所得補償保険の場合は1年程度と短期に設定されています。
そのため、短期的な就業不能状態に備えたい方に向いている保険です。
終身保険
一生涯の死亡保障を求めているのであれば、終身保険がおすすめです。
葬儀費用や遺品整理の費用などに充てることもできます。
また、終身保険は加入してから一定期間経過してから解約することで解約返戻金を受け取れるので、老後資金の一部としても活用可能です。
変額保険
変額保険は、一般的な生命保険とは少し異なり、保険会社の運用結果によって支払われる保険金・解約返戻金が変わるタイプの商品です。
運用がうまくいかない場合、支払われる金額が減るリスクがありますが、成功すれば通常の生命保険より多くの保険金や解約返戻金を受け取れる可能性があります。
元本割れのリスクがあるため、このあたりもよく考えたうえで加入を検討した方がよいでしょう。
生命保険の中でも投資性が高いものに興味がある方に適しています。
なお、一口に変額保険といっても、あらかじめ保険期間が定められている有期型、一生涯にわたって保障が続く終身型、保険料の払い込みによって年金形式で保険金が支払われる変額個人年金保険などの種類があります。
各商品の特徴をよく理解し、慎重に検討することが大切です。
独身でも生命保険への加入にはメリットがある
今回は独身の人が生命保険に加入することで、どのようなメリットがあるのか解説しました。
備えられるリスクや、加入を検討したい生命保険の種類などについてご理解いただけたかと思います。
将来の不安に備えたいと考えている方は、前向きに生命保険の加入を検討することをおすすめします。
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